その昔、私が抱えていたプロジェクトに、このお二人にご指導協力をいただいたことがあります。
伊藤先生は、海上自衛隊、特殊部隊の創設に深く携わった方で、ウェポンキャッチを開発したときにお世話になり、宮嶋 先生はカメラマン用スリングを使いになっていただく戦場カメラマンとしてご活躍がされてる知る人と知る有名なお二人です。
特に宮嶋 先生は戦場カメラマンとの顔だけではなく、サリン事件で有名なオウム真理教の尊師麻原彰晃の獄中での生活をスクープするなど、数多くの衝撃的な写真を世に出してきた方です。
会ってみて話してみるとわかるのですが、とても温和で物腰の低い気さくな方でした。
特にカメラの装備品については、多くの知識と経験がありまして、私からするとものすごく現場で生まれてくるニーズがたっぷりと入った話を聞かせていただいたので、とてもとてもありがたかったです。
もともとコアスリングは群用のワンポイントスリングをモチーフにして開発されたものですから、宮嶋 先生からも高く評価をしていただいておりました。
何より嬉しいのが宮嶋 先生がこの本の表紙で使われてる、カメラスリングは私が開発したコアスリングです。
現場で使っていただく時に、使いやすいように、防弾チョッキのバットの中にコアスリングのベルトを編み込むなど、現場に沿った使い方をしていただいています。
宮嶋 先生は、コアスリングを戦乱に満ちたウクライナに持ち込んでいただき、戦場カメラマンのギアとして使えることを証明していただきました。
コアスリングとは
https://www.makuake.com/project/camera_strap/
過酷な現場で使えるギアを開発する。
それが私の目標だったので、宮嶋 先生が好んで使っていただくことをすごく嬉しく思っています。
また、直近で陸上自衛隊の広報カメラマンの方から、宮嶋 先生のウクライナでのコアスリングの活躍を聞き購入したいと言う申し出がありました。
残念ながらプロジェクトは解散しておるため、正規の販売はできませんでしたが、私が私物で使うためのコアスリングをお譲りしました。
私は、金型を買い取り細々と、この商品を残したかったのですが社長はそれを許さず、廃棄処分にしてしまいました。
残念で仕方ありませんが、こういった現場から高い評価をいただいた商品を復活させていいなって言う気持ちは未だ残っています。
さて、どうしようかなと思いを馳せてる今日この頃です。