Shooting in the field

カメラと銃は親和性のある趣味 そんな感じで色々書いてます。

磁石の作り方

はいおやびんです!!

 

今は磁石と言う素材を使って色々な物を作るのが得意な会社に勤めています。

よく間違われるのですが、うちでは磁石を作っていません。

磁石は簡単に言うと、磁力をため込むことができる素材でできています。


皆さんがよく知っているネオジムやボロンなど様々なレアアースを配合したものを焼いて固めて作ったものが磁石になります。

 

焼いて固めてあるので、磁石は割れやすいし欠けやすいです。

そのため普通の金属のようにノコギリで切ったりなんて難しいんです。

例えば、瀬戸物のお茶碗をノコギリで切ったとしても、きれいに切れたりしないでしょ。

 

そんな磁石を思ったように形を整えるようにしようと思うと特別な技術と設備が要ります。

 

なので、外国で買うときにある程度形は整えて購入するのですが、磁力が入った状態で輸入するとあちらこちらで磁力の影響が出てしまい、飛行機なんかでは計器が狂ってしまったり、鉄粉を拾ったりして商品として役に立たなかったりします。

 

そこで小さな影響が少ない、磁石は磁力が入ったまま輸入してくることがあるのですが、大きく磁力の強い磁石は磁力を入れないままで輸入してくることが多いです。

そうなんですよ、大きい磁石だと、不用意にスチールなどの金属を近づけると二度と離れなくなる位、強いい磁力を持っているんです。

 

そこで、素材として磁力のない状態の磁石を輸入してきて、国内で磁力を入れると言う作業が必要になるのです。

そういったことを私の会社は行っているので、明確に作っていると言うわけでは無いのですよね。

 

ただ、素材で輸入した磁石を好きなような形に変えることはできるので、難しい。磁石の加工は得意な分野になります。

 

磁石の加工だけではなく、その磁石を使うための周りのパーツなども作ったりすることができるんですよ。

 

あまり表に出るような商品は数少ないのですが、食品加工中の異物除去やジェットコースターのブレーキシステムなど皆さんの目に見えないようなところでの部品を作り上げたりしてるんです。

 

だから、磁石を作っていると言うよりかは、磁石と言う素材を使って、いろんなものを作り上げるのが得意な会社なんですよ。