はいおやびんです!!
最近、昔にバイクで日本一周をしていたことを思い出します。
もう25年前の話だよ、あー若かった・・・・
と言っても秋の話では無く夏に起きた話なんですけどね。
バイクで日本一周していた時はお金も少なくて野宿なんて当たり前でその日も朝から晩まで走ってヘトヘトになったところ町から少し外れた空き地にバイクを止めテントを立てたんですよ。
暗がりの中で何となく石灯籠が周りにあるなぁ~なんて思っていたんですが疲れていたのもあって気に留めず、朝早くテントたたんで出発すればいいやと思いながら、蒸し暑い夜の中を過ごしてました。
その日夜は蒸し暑く中々に寝付けなくて時間が経つのも遅く感じていました。
なんかやな感じと言うかいつもの野宿とは違う違和感を感じながら眠りにつきます。
どれくらい眠りについたのだろうか、
ふと目を覚ました時にはテント周りは暗く目が慣れても灯篭があるのがなんか感じるくらいの暗さです。
どこにやったのか腕時計が見当たらない。
そうやって時計を探しているうちに灯篭の辺りからガサゴソと音がするんです。
テントの中からだから外は暗闇で何も見えませんがなんか嫌な感じがする。
はじめはタヌキだと思っていました。
でも気配が違うし足音の大きさも違う。
そのうち子供の声が聞こえてくるようになったんです。
こんな暗闇の中で子供の声ですよ。
怖いったらありゃしない。
それが灯篭辺りで一人くらいかなぁ~
思って、早く立ち去ってくれないかなぁと思って寝袋被っていたんですよ。
最初は遠くにあった足音がだんだんと近づいてくる。
こっちは息を殺して立ち去ってくれるの願うんですがテント周りに来て回り始めるんです。
しかも足音が2人から3人と増え始めどれくらいの人数か分からなくなってテントの周り囲まれてしまいます。
子供の声と足音だけが聞こえてくる
心霊現象なんて日本一周中に一つも無かったのに・・・
辺りはまだ暗くジメジメした嫌な感じの中で恐怖とストレスでもう限界だった私は心霊現象では怖がるより逆切れした方が良いと旅仲間から聞いていたのを思い出し・・・
ジッパー下げ表に出ます。
なにやってんだーッ!!
転げる様に表に出る私
勢い余って外に出た私を待っていたのは首からカードぶら下げた子供達。
ビックリした感じでしたが、足はあるし実態がある・・・
キョトンとする子供達
すると遠くから大人らしき声で
「こんなところでテント建てたらあかんよ、ラジオ体操出来ないでしょ」
愕然とする私、怖さが一瞬に恥ずかしさに変わりました。
いや、ホンマにこんな所でラジオ体操なんて・・・
その後、子供達とラジオ体操をして記念に判子を貰いました。
次からはちゃんとキャンプ場に泊まる様になりいい思い出のしくじりです。