はい、おやびんです!!
最近でもなくずっと心に繋ぎとめている言葉があります。
その利益先に何がある!?
うちの会社ですがこの11月から12月はボランティアなどの社会貢献が多くなる季節ではあります。
私も小学校へ特別授業を行いに先生役として赴いています。
最近の小学生は人数が少ないです。
私の時代は小学生のクラスだけで5クラスは当たり前だったりするんですけど、近ごろは2クラスぐらいが当たり前になっているんですね。
人数が少なくても、特別授業に伺えば大変喜んでくれますのでやりがいのある仕事です。
何を教えるかですが、私の会社は磁石を母材にして様々な物を開発と量産するのが得意な会社ですので磁石のノウハウを教えるのですがこの頃小学生は理科離れが如実に出ています。
その理由に親御さんから実社会に役に立つ国語と算数を中心に教えて欲しいとの流れがあったらしくそれも理科離れの要因になってるらしい。
これってモノ作りの町、東大阪的には大問題だと思うんです。
なぜならば、理科に興味を持たないとモノ作りへの興味が薄れるからです。
日本の様な資源の無い国は外国から輸入した物をより良い物へ作り変えてこそ生活が成り立つと考えています。
子供達の理科離れは先のモノ作り産業の衰退に関わると私の父はそう考えこの理科の特別授業に参加したといいます。
その私の父が生前に言い残した言葉があります。
「いいか、企業は利益追求集団や、だからこそ儲けなければいけない。」
「但し、その利益の先に何があるのかを忘れてしまえばその存在価値自体が無くなってしまうんや」
「金は力であるが正義でも悪にでもなる。」
「持つ人によってその姿を変えよる」
「だからこそ、苦労して稼いだ金を何に使うかでその人の本質が現れる」
「いい服着飾ったところで人の中身は変わらん」
「利益の先にある物、その時々によって変わるが、今回磁石の特別授業を受けたのはそう言う事や。」
「金にもならんつまらん仕事やがお前にやる、嫌ならやめても良いが利益の先に何があるか見つけてこい。」
「きっと人生が豊かになるから」
そう言ってこの世から旅立ってもう10年。
その後、私はまだ小学校の特別授業を続けています。
大したお金にならないからやめませんか?
と周りから撤退を進められますが私からやめる気はありません。
お金は物事をなす為の手段。
もっと大事な事があるのですから利益の先をもっと見てゆきたいのです。