Shooting in the field

カメラと銃は親和性のある趣味 そんな感じで色々書いてます。

最近、気に入ってるテレビ番組。

はい、おやびんです。

 

この頃見るテレビ番組が偏ってきているとよく言われる私です。

 

ニュースか深夜アニメしか見なかった私なのですが、この頃はNHKで面白い番組を発見して、今まさにハマっています。

 

その番組の名前は明鏡止水。


武術の達人たちが集結し、熱いトークと秘伝の技を披露するこの番組は、本当に面白いです。

 

MCは、自身も武術の心得がある岡田准一と、格闘技通のケンドーコバヤシの2人が回していくのですが。

 

驚くべきは、岡田くんの武術に対する憧憬の深さ。

他の一流の武術家たちが驚くほど技術的なことを知りながら、何かとそれを体現できると言うところがすごいのです。

 

さすが岡田君、映画ファブルで主役なだけの事はある。


それと、ケンドーコバヤシのひょうひょうとした番組回しで武術家同士の緊迫した空気感を良い意味でニュートラルに持っていってくれています。

ケンドーコバヤシのキャラは良いわぁー

 

私が好きな回は蹴りの回です。

テコンドーの日本、チャンピオンが体が柔らかくて、ものすごく高いところまで蹴れるっていうのは想像ができるんですけど、ムエタイの世界、チャンピオンの体がものすごく硬いっていうのを驚きだったりします。

体が硬くても、あんなキックが打てるんだ。

 

そのための技術がこんな風に使われてるんだと興味津々で見ています。

 

この番組は、テーマごとに各一流の武術家たちが、その技を披露してコメントをいただいていくのですが、驚いたことに各武術には相反するところがあるのかと思いきや、本質的にはつながっているとこが多く見ごたえがあります。

 

私が遊んでいるサバイバルゲームの銃の取り回しなども、この明鏡止水からヒントを得て使っているものもあります。

 

重心の位置、足の運び方、目線をどこに取るかなど1流の武術家の技はコメントよりも雄弁に語ってくれます。

 

若い時は、フィジカル的な能力に頼っていて、スポーツをしていたのですが、歳をとるにつれて、筋肉や瞬発力がなくなってくる。

そんな時に体の使い方としての技術と言うのは、とてつもなく有効なんだと思います。

 

介護や要救助者を助ける時など筋肉で持ち上げようとすると、途端に疲れてしまって持ち上げられないのが、武術の技を使うと、簡単に楽に持ち上げることができたりするのです。

力を抜いて、効率的に力を伝達する力それこそが、長年培われた経験の中から生み出されていく武術の技なんでしょうね。