Shooting in the field

カメラと銃は親和性のある趣味 そんな感じで色々書いてます。

新商品の開発ってどうスタートするの? 

新製品の開発のスタートは様々なスタート地点があります。

今回はその一部のお話をします。

新製品の企画書を提出するときにお客様のニーズを掴むことが大事ですがその都度その都度お客様と交流を持つことで様々なニーズを掴むことになります。

持ち帰ったニーズを解決出来ないかとカメラ用品店だけでなく親和性のあるカテゴリーの分野の売り場を散策します。

おやびん的にはヨドバシカメラなんかはカメラ製品だけでなくアウトドアや釣り製品など幅広く親和性のある商品が多いです。

 


カメラの商品なんだからカメラ用品店を探せばいいのでしょうがそれでは2番煎じになって価格競争でしか残れない気がします。

 


ヨドバシカメラの中を作業着にネクタイでの格好で歩くとかなりの確立で店員と間違われる時があります。

 


店員ではない事を丁重にお知らせし離れるのですが、興味がある製品がの前で声を掛けらるとつい、店員でもないのにお話を伺い売り場に案内してしまいます。

 


逆に話が盛り上がり、こちらの知らない事を教えて頂いたりとコミュニケーションがいかに大事かなど分かります。

こんな所でも顧客のニーズを教えて頂く事が出来るのです、大事なのは如何にそれ新しいアイディアで解決するかを導くかなのです。

アイディアは急に浮かんでは消えたりします。

なんで私はいつも手帳と筆記用具を持つことにしています。

ちょっと閃いては立ち止まりメモします。

10個を超えた有ったりでトイレに行きます。

 


用を足したいわけではありませんが、ほんの少し緊張を解くために個室を借ります。

ここで少しリラックスして10個ある候補を見直したりします。

落ち着いて見てみると良いアイディアと思っていたのに粗が見えてきたりします。

それこそ予想原価が飛び抜けて高くなりそうだとか、強度的に持ちそうにないとか、を視野に入れてアイディアを間引いてもう一度トイレ内での一人会議を進めたりします。

 


本来の使い方ではないで大変申し訳ないのですが開発には必要で重要な作業です。

時々、ノックに驚いたり、50歳を超えてトイレの中で自虐的になる事もあるのですが開発し成功したCoreSlingも初めはこの流れでスタートしたので間違いでは無い自信があります。




アイディアを間引く場所でもありますが人ゴミから解放される場所でもありますので逆にトイレでアイディアがわく場合もあります。
そんな時はトイレを出て湧いたアイディアを実際の類似商品と照らしあわせてメモ帳に書き込んだりします。

そして、場所を変えてメモ帳に書き込み新しいアイディアを探しに行きます。

我ながら他の部署から見れば遊んでいるように見られるのではないかと不安になる時はあるのですがクリエイティブな感覚が求めらる仕事には必要な話だと考えています。

 


新製品は多くの情報の中に身を置き情報の組み合わせの中から新しい可能性を模索する作業が必要とだと思いそれらの緊張と緩和の場所としてトイレは非常にいい場所と体感しています。

 


現場でご迷惑をかけているお店様には大変申し訳なく思っていますのでお許しください。