カメラのレンズが真下に向くCoreSlingですが開発秘話として参考にした商品があります。
前回開発の商品のインダクションキャッチもそうですが開発のアイディアとして自衛隊や警察の特殊部隊のニーズや使用されている製品からインスパイアしています。
私の趣味と言えばそれまでなんですけど。
今回のCoreSlingですが特殊部隊が使用されている製品でワンポイントスリングと言う商品があります。
小銃を体に着けるためのストラップですがこのストラップでは構造上、銃口が必ず下を向く様に作られています。
どんな時でも銃口下に向けるのは安全の為だそうです。
ですが、瞬時に向け正確な場所を狙えないといけないのですから
カメラで考えると瞬間のシャッターチャンスを、逃がさずファインダーに収める感覚と似てますよね。
その他にもおもちゃの銃口でも、向けられるとぎょっとするのが同じで、無作為にカメラのレンズを向けられた時にそんな感覚を感じました。
その様な感覚がレンズを真下で保持するカメラストラップのへのアイディアとなったんです。
実際にワンポイントスリングにカメラをつけてみると非常に相性が良いんです。
タスキ掛けにしてカメラぶら下げると構えたい時に構える事が出来きシャッタチャンスを逃しにくいです。
感覚としては今の速写ストラップに近い感じです。
ただ、ブラブラとカメラが揺れて移動時には使いににくいなと考えていましたが、これはCoreSlingでは改善されています。
CoreSlingではどうやってレンズを真下に向けて保持するのか繰り返し考えていました。
レンズが横を向くとバランスが悪くぶらつきが増すばかりか他者との接触の元にもなります。
カメラを背中に回したりせずにレンズを真下で維持できる方法を考え試作を幾つも繰り返します。
機能的には満足出来てきますが、実際に人混み多い場所、コロナ前は自衛隊の航空ショーなどで持ち込み実際に運用テストを何度となく繰り返しました。
好奇心の旺盛なカメラマンは態々声をかけて頂き、興味津々に見て頂いたりもしたのです。
大型レンズのぶらつき防止はやはりニーズが多い様でしたね。
大型レンズの場合はカメラホルスターの場合は腰への負担も大きいのですが他者の接触も怖いと嘆いておられました。
コロナの影響が収まりましたらばCoreSlingを持って航空ショーに行ってみたいですね。
レンズが他者と当たるのが気にならないで撮影ポイントを変えて使って頂けるのを楽しみにしています。